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【Googleタグマネージャ】タイマー設定と直帰率

今回は「タイマー」トリガーとタグを使って、「20秒以上滞在した場合の直帰は、直帰ではない」という設定をしていきます。

1ページだけ見て帰った場合、直帰としてカウントされます。1秒滞在でも、60秒滞在でもその1ページだけで帰った場合は直帰となってしまいます。僅か数秒で帰った場合は直帰でいいですが、一定時間(20秒くらい)ページを見ていただいた場合の直帰は直帰としてカウントしたくないという方向けの設定です。
この設定を行う事により、GAで表示される直帰率の数値は、19秒以内に帰った場合のみカウントされるようになります。またイベント画面で、20秒以上滞在されたページの確認等もできるようになります。

 

まず、トリガーを新規作成します。

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トリガー名は「20秒タイマー」にしてます。イベントを選択は「タイマー」、トリガーを設定のイベント名は「gtm.timer20」、間隔は「20000」、制限は「1」にします。

 

イベント名はデフォルトで「gtm.timer」ですが、必ず名前を変えるようにしてください。間隔の単位はミリ秒なので、20秒なら「20000」にします。回数の上限は「1」回にしておきます。

 

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 有効化のタイミングですが、ひとまず、GTMコード入っているすべてのページにしますので、「url」「正規表現に一致」「.*」を入力。配信するタイミングについては「すべてのタイマー」にして、トリガー保存。


続いてタグの新規作成していきます。

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タグ名は何でもいいですが「20秒滞在」にしました。Googleアナリティクス、ユニバーサルアナリティクスを選択し、アナリティクスのトラッキングIDをいれます。

トラッキングタイプは「イベント」、イベントトラッキングパラメータについては、カテゴリを「timer」、アクションを「{{Page URL}}」、ラベルを「20s」にしてます。非インタラクションヒットは「偽」にしてください。

非インタラクションヒットは必ず「偽」にしてください。「偽」にすることで、このイベント時、直帰としてカウントされないようになります。

 

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配信するタイミングは「その他」にして、先ほど作成した「20秒タイマー」トリガーを選択。そしてタグを保存し、公開します。

これでタグマネージャの設定は完了なので、あとはGAで直帰率を確認していきます。

 

 

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赤い丸を付けたところが、設定をした日です。
今まで直帰率が65%くらいでしたが、この日から25%くらいまで下がっており、19秒以内で帰った時のみの数値となっています。

 

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また「行動」→「イベント」の「イベントラベル」画面には
タグマネージャで設定したラベル名「20s」が表示されています。

※この画像には「60s」というラベルもありますが、60秒以上滞在した場合のトリガー・タグ設定を別途行っているため「60s」が表示されています。

【60秒タイマーも別途設定する場合】
今回作成した20秒タイマー同様の流れでトリガー・タグ作成を行っていきます。60秒タイマーも別途作成する場合の変更点だけかきます。

トリガー
・トリガー名は「60秒タイマー」
・トリガー設定のイベント名「gtm.timer60」、間隔「60000」

タグ
・タグ名「60秒滞在」
・イベントトラッキングパラメータのラベルを「60s」

 

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イベントラベルの「20s」または「60s」をクリックすると、
「20秒以上」または「60秒以上」滞在されたページURLが表示されます。

簡単にできるので試してみてください。

 

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